スマホ・携帯電話の障害者割引・難病の方向け割引を3大キャリアで比較

スマホ・携帯電話の障害者割引を比較障害者割引
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国内移動体通信の3大キャリア、NTTドコモ・au(KDDI)・ソフトバンクは障がいや特定の疾患(病気)をお持ちの方にスマートフォンや携帯電話の基本使用料などを割引くサービスを提供しています。

こちらでは障がい者、特定疾患(指定難病)の方を対象にしたNTTドコモ、au(KDDI)、ソフトバンク(Softbank)の障害者割引について「適用条件(障害者手帳の種類や対象者)の比較」「割引後料金の比較」「障害者割引ページの分かりやすさ比較」「申込方法の比較」「コールセンターの対応比較」の5つを中心にご案内していきます。

では、適用条件を比較していきます。

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スマホ・携帯電話の障害者割引比較

適用条件の比較

  • 身体障がい者手帳(青の手帳、緑の手帳)
  • 精神障がい者保健福祉手帳
  • 療育手帳(愛の手帳)
  • 特定疾患医療受給者証
  • 特定疾患登録者証
  • 特定医療費(指定難病)受給者証

3社共通の適用条件として「身体・精神・療育」の手帳と「指定難病の受給者証」を交付されている方に適用しています。
手帳の等級などは関係ありません。

障がい者手帳、指定難病の受給者証は各都道府県、中核市単位で交付するため統一した名称(呼び方)ではないケースがあります。

東京都などでは療育手帳を「愛の手帳」埼玉県では「青の手帳」と「みどりの手帳」などの別称が存在します。

ソフトバンクでは上記に加えて

  • 特定疾患医療券
  • 自立支援医療受給者証(精神通院医療)
  • 小児慢性特定疾病医療受給者証
  • マル都医療券
  • 奈良県特定疾患医療費助成事業承認書

以上5つの疾患証明に対して障害者割引を適用しています。

では、NTTドコモ・ソフトバンク・au(KDDI)の割引後の料金を比較します。

割引後の料金比較

以前はドコモ・au・ソフトバンクともに2年契約ありの料金額より、共通して220円安い設定でしたが、2020年ごろから始まった総務省によるスマホ料金プランに関する見直しにより、大きく変わりました。

ドコモ ハーティ割引

5G通信

料金プラン基本使用料
定期契約なし
ハーティ割引適用後
基本使用料
5G ギガプレミア無制限
~3GB
7,315円
5,665円
5,808円
4,158円
5Gギガホ100GB8,415円6,908円
5Gギガライト7GB6,765円5,258円
5GB5,665円4,158円
3GB4,565円3,058円
1GB3,465円1,958円
はじめてスマホプラン1,980円1,408円
5Gデータプラス1,100円880円

4G通信

料金プラン基本使用料
定期契約なし
ハーティ割引適用後
基本使用料
ギガプレミア~60GB
~3GB
7,205円
5,665円
5,555円
4,048円
ギガホ60GB7,865円6,358円
ギガライト7GB6,765円5,258円
5GB5,665円4,158円
3GB4,565円3,058円
1GB3,465円1,958円
はじめてスマホプラン1,980円1,408円
データプラス1,100円880円
ケータイプラン1,507円1,100円

通話料
22円/30秒

SMS送信料
国内 3.3円/回~、受信 無料
海外 50円/回~、受信 無料

新プランの場合
「ギガホプレミア」「ギガライト」などの基本使用料から1507円割引となります。

これまで、主要料金プランの月額から370円を割引いていましたが、2020年12月のハーティ割引の見直しで、従来よりも割引額が大幅にアップ、さらに対象外だった音声オプション(5分間無料通話オプション)の定額料も割引対象になりました。

旧プランの場合
カケホーダイ・カケホーダイライト・シンプルなど「通話プラン」から1,700円を値引き、「パケットパック」「シェアパック」などのデータ通信の基本料金は対象外。

ドコモではこれまでに数回ハーティ割引の見直しをしており、現在新規受付中のプランにおいては、月額1507円の割引となっています。

オプションサービス
キャッチホン、留守番電話やSPモードなどのサービスオプションは60%割引、国内通話5分間何度でもかけ放題の音声オプション月額770円は無料になります。

ハーティ割引とファミリー割引、ドコモ光セット割引を併用することでさらにお得になります。

以前、みんなドコモ割の併用ができていましたが、現在併用はできません。

解約金の免除・事務手数料の一部無料
2年定期契約などの解約金が免除となり、ハーティ割引と同時申し込みであれば新規契約、プラン変更などの事務手数料が無料となります。

新プランでは「契約期間も契約解除料もない料金プラン」となっています。2年契約の契約解除金(解約金)免除は、それ以前から契約している方が対象となります。
プランの特徴や併用できないサービスなどは「ドコモのハーティ割引(障害者割引)とギガホ・ギガライトの選び方」でご案内しています。

au スマイルハート割引

ピタットプラン 4G/5G

データ量割引き前スマイルハート
割引後
~1GB3,465円3,095円
1GB超~4GB5,115円4,745円
4GB超~7GB6,578円6,208円
※スマイルハート割引のみ適用した料金

使い放題MAX 4G/5G

データ量割引き前スマイルハート
割引後
無制限
デザリング 30GB
7,238円6,908円
※スマイルハート割引のみ適用した料金

使い放題MAX 4G/5G Netflixパック

データ量割引き前スマイルハート
割引後
無制限
デザリング 60GB
8,338円8,008円
※スマイルハート割引のみ適用した料金

通話料の割引について
au電話・一般電話への通話料を50%割引
他社携帯電話・PHSへの通話料を20%割引
※音声オプション料金は対象外。

通話料
22円/30秒

SMS送信料
国内 3.3円/回~、受信 無料
海外 50円/回~、受信 無料

新プランの場合
「ピタットプラン」「使い放題MAX」「使い放題MAX Netflixパック」などの基本使用料から330円〜370円割引となります。

オプションサービス
60%割引ですが、音声通話オプション(「通話定額2」「通話定額ライト2」などの通話オプション)は対象外です。

スマイルハート割引と家族割、家族割プラス、スマートバリュー割引などを併用することでさらにお得になります。

解約金の免除・事務手数料の一部無料
2年定期契約などの解約金が免除となり、スマイルハート割引と同時申し込みであれば新規契約、プラン変更などの事務手数料が無料となります。

新プランでは「契約期間も契約解除料もない料金プラン」となっています。2年契約の契約解除金(解約金)免除は、それ以前から契約している方が対象となります。
プランの特徴や併用できないサービスなどは「auスマイルハート割引は新ピタット・フラット・データMAXプランも適用」でご案内しています。

Softbank(ソフトバンク)ハートフレンド割引

基本プラン(音声):1,078円
ハートフレンド割引:-220円
———–
実質:858円

通話料
22円/30秒

SMS送信料
国内 3.3円/回~、受信 無料
海外 50円/回~、受信 無料

ソフトバンク(Softbank)は「ウルトラギガモンスター+(プラス)」「ミニモンスター」を主力として展開していましたが、2020年3月には「メリハリ」「ミニフィット」に名称を変更、サービス内容も変更、さらに現在では月間データ利用量が無制限になり、メリハリ無制限プランに進化。

いずれのプランも「音声とデータ通信」は一体ではなく、「音声」と「データ」の組み合わせという考えのもと「音声プラン」の基本プラン(音声)に対してハートフレンド割引を適用します。

2019年10月からの改正電気通信事業者法に先立って、9月13日の契約分から2年縛りを廃止しています。

オプションサービス
留守番電話などのオプションも60%割引の対象ですが「定額オプション・準定額オプション」は対象外です。

ハートフレンド割引と家族割、みんな家族割プラス、おうち割などを併用することでさらにお得になります。

解約金の免除・事務手数料の一部無料
2年定期契約などの解約金が免除となり、ハートフレンド割引と同時申し込みであれば新規契約、プラン変更などの事務手数料が無料となります。

2019年9月13日からソフトバンクでは「契約期間も契約解除料もない料金プランに刷新」されました。2年契約の解約金免除は、それ以前から契約している方が対象となります。
プランの特徴や併用できないサービスなどは「ソフトバンクの「ハートフレンド割引」障害者・難病患者向け割引」でご案内しています。

障害者割引ページの分かりやすさ比較

公式サイトのトップページから障害者割引について案内しているページに行きつくまでに迷った人もいるかも知れません。

デジタルネイティブ世代やネットに慣れている方なら、各社ともに比較的に見つけやすいのですが、慣れてない方にとっては探しにくい構造になっていますね。

さらに料金についても障害者割引を適用する前と後を利用者の側に立って分かりやすく、各プランごとに併記している場合と「基本使用料から〇〇円割引」と書かれているだけのところもありますね。

各社共通「定期契約なし」の料金に適用

現在では定期契約を条件にスマホや携帯電話を契約することで、月々の支払いを安くするプランは少なくなっていますが、ドコモ・ソフトバンク・au 共通して、定期契約の選択肢が存在するプランであれば「定期契約なし」を選ぶ必要があります。

既存ユーザーの方は、すでに2年間の定期契約ありでお使いになっていると思います。
その場合、定期契約なしに「契約変更」する必要があり、その際の解約金は免除されます。

障害者割引の案内ページはサイト内検索で見つけやすくなる

ドコモの場合
パソコンからアクセスするときは、右サイドの「キーワードを入力」の文字の表示されている検索窓から「ハーティ割引」と入力すると検索結果に出てきます。

スマホからアクセスするときは、右サイドの「虫眼鏡のマーク」をタップ(クリック)して、調べます。


auの場合

パソコンからアクセスするときは、左サイドの「検索入力」の文字の表示されている検索窓から「スマイルハート割引」と入力すると検索結果に出てきます。

スマホからアクセスするときは、左サイドの「三」をタップ(クリック)する隠れていたメニューが現れるので「検索キーワードを入力」の文字の表示されている検索窓から調べます。

ソフトバンクの場合
パソコンからアクセスするときは、トップページの「Softbank」ロゴの下のアイコンメニューのところ「サポート」をクリック、開いたページの「キーワードを入力してください」の文字の表示されている検索窓から「ハートフレンド割引 [基本プラン(音声)]」を入力すると検索結果に出てきます。

スマホからアクセスするときも、トップページの「Softbank」ロゴの下のアイコンメニューのところに小さな文字ですが「サポート」とあるのでクリック、開いたページの「キーワードを入力してください」の文字の表示されている検索窓から調べます。

申込方法の比較

ドコモの場合

  • ドコモショップ
  • パソコン
  • スマホ、携帯電話
  • 電話、郵送

パソコンやスマホからはオンライン手続きも可能です。
ドコモユーザーなら4桁の暗証番号、新規でドコモと契約する方は「dアカウント」が必要です。
証明書類はカメラ撮影して登録時にアップロードします。

ドコモショップで対応は委任状と障がい者手帳、難病を証明する書類を持参すれば、代理人申請も可能です。

au・ソフトバンクの場合
au と ソフトバンクに関しては「auショップ」「ソフトバンクショップ」での対応となります。

共通して障害者割引の契約に必要なもの

本人確認書類
1点でよいもの
本人確認書類
補助書類が必要なもの
支払いに必要なもの
運転免許証
マイナンバーカード
健康保険証
顔写真付き住民基本台帳カード
在留カード・外国人登録証明書
通帳
キャッシュカード
クレジットカード
補助書類は「公共料金領収証やマイナンバーの印字がない住民票」など。

そのほか、障がい者手帳、難病を証明する書類、印鑑、代理人申請の場合は委任状とその代理人の身分証明。

コールセンターの対応比較

つながるまでの待ち時間が長いのは各社そう変わりはないですね。
オペレーターのスキル、知識力で変わるという面も同様です。

ドコモ
オペレータにつながるまでの待ち時間は長く感じますが、平日は比較的に他社に比べてつながる方かも知れません。
といっても、曜日や時間帯によって15分ほどかかることもあります。

でも、既存ユーザーなら事前に問い合わせ日時を予約することで優先的にオペレーターにつながるサービスが利用できます。

au(KDDI)
10分以上しても接続されず、待ちきれなくて途中で切断しました。

ソフトバンク
比較的につながりやすく、5分程度でオペレータにつながりました。

やはり、それでも曜日や時間帯によって10分、15分と待つこともあります。

また、近年ではチャットで質問に答えてくれるサービスも提供されています。

チャットサービスの仕様
各社ともチャット対応を始めた当初は冒頭AI対応で、複雑な質問になるとチャットオペレーターにバトンタッチという流れでした。

そして、AI対応の回答では的を射ておらず、そこからチャットオペレーターにつながるまでの時間がもったいなく、ウザったい感じがしていました。

しかし、ドコモとauについてはチャットが接続されるまで時間を要することもありますが、チャット担当のオペレータが冒頭から対応するように改善されています。

ソフトバンクは変わらず、冒頭は「ペッパー君」が対応するのですが、複雑な質問になると「簡単な質問なら答えられるよ」的なコメントのままで、向こうからオペレーター対応への変更提案されず「オペレーターさんから的確に答えてもらえませんか!!」と送って初めて交代の選択肢が出てきます。

整理とまとめ

  • スマホ・携帯電話の障害者割引はドコモ、au、ソフトバンクともに月々の基本料金から割引く。
  • 2年間の定期契約による割引は受けられないが障害者割引を受けた方が200円安い。
  • 家族割引など併用することで障害者割引単独よりもお得に利用できる。
  • 申込方法ではドコモ以外、ショップのみの対応。

3社のうち障害者割引について比較的に公式サイトの説明が分かりやすく親切なのは「NTTドコモ」だと思います。

auは以前に比べると分かりやすく、親切さが見えてきましたが、やはり調べたければ細かい注意事項から読み解け的な感じが残ってますね。

ソフトバンクは現在受付けているプランと、いまは受付けていないプランがサイト検索の結果やFAQで混在しているため分かりにくい印象です。

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